2009年08月02日

この酷さは子供にも見せたほうがいい

騒乱のあと?期待は見事に打ち破られる

実は「つわもの(兵)どもが夢の跡」としたかったのですが、

実はつわものとは兵隊の意味ですから、国、人民の命、財産を守るという極めて崇高な精神や目的を持つ人々のこと。

ですから、ただ花火を見に行った人の例えにするには大変に失礼と思いましたので「騒乱のあと」と変更しました。

ただ自己都合で、しかも個人的な興味本位で花火を見に行ったのですから只の烏合の衆といっても良いかもしれませんね。

見物に行くときには善意の人々の集まりだったのでしょうが、その結果がもたらす公園の惨状は酷いものです。

つわものにしようとしましたのでついでに意味を調べてみました。

『・・・「夏草や兵(つわもの)どもが夢の跡」

松尾芭蕉が門下の河合曽良を共に旅した奥の細道の終点(一応平泉とされる)で 詠んだ句・・・というよりは つぶやいたとされてる言葉。

三代の栄華を誇った藤原が蝦夷の攻撃を受け、「優れた忠義な家来たちが高館にこもり功名を競ったが、それも一時の夢と消え、今では草が生い茂るばかりだ。」・・・』

つわものという言葉をはじめて知ったのがこの句でした。

昨夜は福岡市中央区の大濠公園で毎年恒例の花火大会が開催されました。

数年前に現地で見たことがありましたが、命の危険を感じることがありましたので行かないことにしました。

普段は梅雨が明けた後に開催されるのですが、今年は8月になったというのにまだ明けていません。

見物人が48万人。
周辺は夜遅くまで大変な交通状態。

今朝は6時前からいつものように大濠公園でウォーキングです。

物凄いゴミの散らかり様。

池にはビニール袋が浮いているし、ビールやジュースの缶、弁当の食べ残し・・・・・わざと散らかしたといっても良いくらいです。

あるいはそれ以上です。
お酒の匂いも漂っています。

「ガムテープ、ペグ、釘は使用しないこと」の掲示板の前や至る所にガムテープが張られています。

専門のゴミ回収業者を始め、タイルに張られたガムテープを道具を使ってはがしている人。
多分ボランティアだろうと思われる集団の方々がビニール袋を抱えて回収に一生懸命です。

毎年繰り返される光景ですのでいつかは改善されるかと期待してますが、ますます悪化する方向のようです。

出来ればこの光景は子供に見せたくないと思いましたが、これは子供に見せるべきですね。
「あなた達のお父さんやお母さん、お兄さん、お姉さん、友達たちがやったことだよ」と。

新聞やテレビ等のマスコミも、表面的な花火の美しさや華やかさだけを報じるのではなく、その陰でこんなみっともない恥ずかしい様子や、それの処置の為に無駄な経費を使い、善意の人々の労力を当てにし、環境を汚すこのような行動があることを知らしめ、戒めるべきでしょう。

大濠公園はいつも朝早くから観光客が見物に来るところです。
多分、この汚い公園の姿を見た方も多いことでしょう。

悲しいことです。
大人もモラルなど、ないも同然です。



Posted by mister_kei0918 at 22:48│Comments(0)
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