明日って言わないで今日からにしましょう
「苦労したなんて言うな!!お前を見りゃわかる。」
今、NHKテレビを見てましたら加山雄三さんの言葉に耳を奪われました。
つい、言ってしまうんです。
「若い頃は、幼い頃は苦労したんだよ」、
「人にはいえない苦労を背負ってね」、
「苦労を絵に描いたような人生だったね」、
「口に出せない、語ると涙が出そうなほど苦しい人生だったよ」、
「この苦労がなければ、もっと増しな人生を送れたはずなのに」、
「人は苦労は買ってでもしろ!!なんていうけど、これ以上はごめんだね」、
「苦労している人間の前に道なんて見えないね。見えるのは棘だけ」、
「俺の前に知己も寄り付かなくなったね、苦労のバリアが障壁になって」
「俺が甲斐性が無いばかりに家族に苦労かけてね」
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言っていると言葉に詰まることはありません、苦労を語れば。
つい口をついて出てしまうものです。
実は自分の周りにいる友人知人は本人オの苦労なんて実は関心が無い事に気づいていないんですね。
大事なのは今だということに。
今に懸命に前向きに、
明るく、
力強く逞しく、
勇気を持って、
他の方々に少ない幸せだって分け合って生きる事が
大事だという事に気づいていないんです。
「苦労したなんて言うな!!お前を見りゃわかる。」
そうなんですね。言わなくたってわかるんです。
その方の語り口、表情、しぐさ、所々に滲む所作、目の動きや笑顔の形・・・。その重みこそが大事でしょう。
という事は人生が体や心から滲み出るようなあり方。語らずとも語る人間のあり方を求めていく事でしょうか。
人生が体や心の隅々に染み込むように真剣に、そして真摯に取り組むことに尽きるようです。
すると「苦労したなんて言うな!!お前を見りゃわかる。」なんて状況になるのかも。
難しいように思えますが、どうも私にも実践できそうです。
明日からそうしましょうかね、と言っていると家内から
「おとうさん、明日って言わないで今日からにしましょう」等と言われそうです。