2009年05月11日

私こそ、そんな機会を貰ったことに感謝

通学路に迷った高校生の女の子が飛び込んできた

不思議な話でしょう。入学シーズンのことでした。
通学路ですから、迷う筈はないのですが。

そんなことがあったんです。
聞いてみると最もな話です。

朝の8時20分位の事でした。

高等学校の制服を着た女の子が会社へ飛び込んできました。
「すみません、電話を貸して下さい。道に迷ってしまいました」

事務所へ入っていただいたら、学校へ電話をしています。

「通学路を間違って、今、何処にいるか分かりませんがバスに乗って学校へ向かいます。遅刻になると思いますので届けました。担任の○○先生へ伝えてください」

相手は学校の事務の方のようです。

間違った理由は次のようでした。

入学式を終えた初めての通学日がその日のようでした。
多分、入学式はご両親の引率の元に参加をしたのでしょう。
想像ですが、車か公共の乗り物。

親がついていますから、自分の通学路の事は余り意識していなかったか、乗るはずのバスを信じて乗ったのか、勘違いで乗ってしまって途中で気づいて降りたところが私の会社の近くだったのでしょう。

学校の始業時間は8時40分くらいのようです。
当然、このままでは大幅な遅刻は間違いないでしょう。

それを聞いたら放っておくわけにもいきませんよね。
入学仕立ての子が最初から遅刻するなど。

ましてや電話を貸して下さいと飛び込んできた子ではあっても、困っている様子で、方向もわからず、これからのバスを何処で乗ったら学校へ辿り着くのさえ分からない子をそのままには出来ません。

朝の忙しい時間ではありますが、そこで人肌脱げないなんて自分が許せません。

会社の女子を助手席に乗せて、その子を後部座席に。
そうですよね、誰かも分からないおじさんに送ってもらうのは男であっても不安なもの。

幾らかスピードは出しましたが運よく通勤の逆コースでしたので、スムースに首尾よく送り届けることが出来ました。

遅刻もすることなく。

「おじさん、お名前を教えてください」
「そんなこと気にしなくて良いよ。困ったときはお互い様たい」

何か清清しい気分で一日を送ったものです。
私こそ、そんな機会を貰ったことに感謝。

せめて一日一善行。



Posted by mister_kei0918 at 08:17│Comments(1)
この記事へのコメント
全国のおじさんを代表して

ありがとうございます。
Posted by テキサスバーガー at 2009年05月12日 04:32
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