2008年04月13日

「一方を聞いて沙汰するな」

「一方を聞いて沙汰するな」

人は得てして自分の都合の良い様に物事を伝えます、都合の良い様に聞き、都合の良い様に判断をします。

それは親子の関係であっても恋人、夫婦、友人の間でもそんなものです。

それとあと一つは人間の地位や格差が、上下関係によっても話し方や聞き方、判断の仕方が異なってきます。

また、欲得が絡んでもそうですよね。

目の前に大金を積まれたりすると判断に迷いが出たり、欲の皮が突っ張りもします。

下心や思惑も大いに判断の狂いを助長してしまいます。

ある意味、人間は良く言えば臨機応変、悪く言えばその場限りのご都合主義かもしれません。

でも日常的には、正しい判断と思われるような態度を貫きたいものです。

今日のNHK大河ドラマ「篤姫」にも出てましたが、物事の判断を下すときには片方だけの意見や都合で判断するのではなく、反対の立場にある人の考えや意見も聞いて判断をしなさいよとの実の母からの言葉でした。

自分により近い人、意見の合う人、自分を有利に導く人の意見に偏りがちですが、或いは反対の立場の人の話を聞いてみると或いは違った判断が出てくる、その方が正当な判断が出来る、間違いが少ないという事のようです。

私などもいつもそうですが、違う意見を持っている人や立場の異なる人、反対の考えを持っていそうな人には出気るだけ接点を持たないで比較的自分の都合のいい判断をしてしまいます。

それでは多くの方の信頼を勝ち得るのは難しいですよね。

万人の話や考え、意見を聞くのは出来ませんが、できれば異なる考え、意見を持っている方の話も充分に聞いて判断をすれば幾らか増しな形になりそうです。

それが異なった判断を下された人にとっても信頼を失うことなく、つながりを維持できる秘訣のようです。



Posted by mister_kei0918 at 21:39│Comments(0)
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