2008年04月14日

「自分は長所だらけ、他人は短所だらけ?」

「自分は長所だらけ、他人は短所だらけ?」

人は所詮、自分のこと、とりわけ人間としての資質や能力には極めて頓着がなくて、他人のそれには極めて敏感なものです。

人の粗(あら)探しをさせたら多分私の右に出る人はいないのではないでしょうか。

人の言動には非常に反応が早くて、目ざとくて。
自分の言動には鷹揚で、頓着がなくて、身の程知らずで。

そんな事を考えてみるとどうも知らないのは自分の短所であり、他人の長所のようです。

同じ言動でも自分は許せて、他人は許せない。

どうも人間は自意識過剰に出来ていて、自分の言動には寛容の心を備えていて、他人には厳しく無関心で、見下げる癖を備え持っているかにも見えます。

だからこそ、
宗教の力を借りたり、先人の教えを学んだり、家庭や学校での教育に頼ったりするのでしょうね。

山の中で一人で生活をするのであればそれでも充分でしょうが、人間が集団で生活する事の利便性を手に入れた時から、多分、必要とされてきた事かもしれません。

それでもそれでも、人間は完成品にはならないのです。

不思議な存在ですよね。

でも、日常的には人は夫々に長所を兼ね備えていて、自分はどちらかといえば人よりもは劣っているもんだと謙虚に認識していた方が良さそうです。

「自分は長所だらけ、他人は短所だらけ?」よりは
「他人は長所だらけ、自分は短所だらけ」くらいにしておいたほうが。

数日前、「人生はいい人見つけの旅」と書きましたが

あと一つ「人のいいとこ見つけ」が見つけた人とのつながりを継続させる秘訣のようです。


『他人の短所を見れば憂うつになり、
他人の長所を見れば人生が明るくなる。
デールカーネギー『人を動かす』(創元社)より』



Posted by mister_kei0918 at 14:10│Comments(0)
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