2008年08月18日

江戸幕府が倒れ、明治維新が

浮世絵と良寛和尚

昨日は福岡市美術館で7月12日から8月31日まで開催されている「ボストン美術館・浮世絵名品展」を家内と二人で観てきました。

始まる前から、見ておかないと損をするとの思いでおりましたので拝観をして、ホッとしております。

明治の初期にアメリカから数名の著名な絵の収集家が来日し、結果的には5万点もの浮世絵が流出をしたようです。

この浮世絵によってヨーロッパの名だたる絵描きの人々が大いに刺激を受けたようです。

浮世絵の初期から幕末までですから1700年中期から1850年位の作品の数々。
鈴木晴信、喜多川歌麿、東洲斉写楽、葛飾北斎、歌川広重・・・。

私は浮世絵の全盛は元禄時代、つまり1700年前後と理解していたのですが半世紀ぐらい違っていました。

理由は浮世絵というと華やかな表舞台を描いたのを目にすることが多いものですから、そのように誤解をしていました。

展示場の外に出たところに浮世絵の絵ハガキや掛け軸を販売してましたが、浮世絵の春画が売られていたのにはビックリしました。

時代を気にしてましたら、良寛和尚が1758年から1831年ですので丁度、浮世絵全盛の時代と重なっていることに驚いたところです。

極めて庶民的、流浪の良寛和尚と浮世絵。

その取り合わせになんとなく時代背景を感じております。
その数十年後には江戸幕府が倒れ、明治維新が待ち受けていたのですから。


良寛和尚さんの戒語
1、 こと多き(言葉の多い事)
2、 口のはやき
3、 話のながき
4、 手柄ばなし
5、 講釈のながき
6、 物言いのはてしなき
7、 人の物言い切らぬうちに物言う
8、 人の話の邪魔をする
9、 さしたる事もなきことをこまごまという
10、 物知り顔に言う
11、 好んで唐言葉を使う
12、 都言葉を覚えて、したり顔に言う
13、 よく知らぬことを憚(はばか)りなく言う
14、 若者の無駄話
15、 見る事聞く事一つひとつ言う
16、 推し量りのことをまことにしていう
17、 さしで口
18、 よく心得ぬことを人に教える
19、 悪しきと知りながら言い通す



Posted by mister_kei0918 at 17:35│Comments(0)
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