2008年11月25日

夢や希望のない単純な人生になりそうです

未来は見えないから面白い

苦しい時の神頼みといいます。
苦しい時にはせめて一寸の先でも、見えて欲しいものです。

ところが、見えないから悩みがあり、悶え苦しみ、或いは希望に燃えて夢見る楽しみも存在するものです。

明日の命が見えていたら、働くことも中途半端、いい加減、出たとこ勝負で人との関係などどうでもいい事になってしまうかもしれません。

明日までの命と思っても、
明日の命はあると分かっていても。

明日がどうなるか皆目分からない、いつ命が果てるとも知れない、十年後なのか、二十年後なのか、或いは明日までなのか。

それでいいんですよね。

幸福はいつ来るのか、或いはこの幸福はいつまで続くのか。
いつどのようにして不幸が押し寄せてくるのか、この不幸はいつまで続くのか。

いつまで努力をすれば報われるのか。

だから人生は先が見えない、読めないからこそ面白く出来ているようです。

努力すれば未来の幸福が確保できるということであれば、全ての人が努力するものです。
中には幸福なんていらないという人もいるかもしれませんが。

努力をしても全てが成功するとは決まっていないところがまた、人生の機微というところでしょうか。

努力にもまた、無駄な努力もありますし、報われない努力も存在するものです。

努力も何もしないで幸福を手に入れる人も出てきます。

確立から言えば、やはり努力をした人こそ報われる度合いは大きいように作られているようにも思われます。

逆にそうだからこそ、人間は努力することを覚えたような気がします。

「未来は見えないから面白い」、先の見えている人生などそれこそつまらない、夢や希望のない単純な人生になりそうです。


『創造は過去と現在とを材料としながら
新しい未来を発明する能力です。与謝野晶子』



Posted by mister_kei0918 at 22:57│Comments(0)
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