2008年11月29日

「慢心に胡坐をかいた結果」こんなことに

自分の経営力と勘違いしてはこんなことに

事業を永続的に経営することは大変に難しいことです。

世界中で日本ほど長寿の会社や商店が残っている国はどこにもないといわれます。
ずば抜けて、ダントツのようです。

それは日本人の国民性に由来していることが理由の多くではないでしょうか。

穏やかで粘り強く、質素で派手を好まず、
人とのつながりを大切に思い、地域やコミュニティを大事に守り、
お互いをいたわりあい、譲り合い、
団体行動を好み、外れることを嫌い、
人の誹謗中傷を嫌い、人を憎まず罪をこそ憎み、
争いを好まず、単一民族で、
島国で、南北に長く、様々な気候環境で、
歴史が深く、全ての神仏を大事にし、


最近は様相が異なってきました。

一つには欧米から入ってきたマスコミの影響が色濃く出ているように思います。
私の勝手な思い込みです。

事業が順調に推移するとつい自分の力だと勘違いしたり、過信したりもするものです。
そんな時ほど、気持ちを引き締めて、褌を締めなおさねばなりません。

本当に自分の力なのかしっかり検証することが必要なようです。

実は他力本願であったり、棚ボタであったり、偶然であったり、自分以外の力のお陰だったりすることが多いものです。

今日、こんなメルマガに出会いました。
いつも拝読している、尊敬している方のメルマガです。

『時々、奥さんを伴ってこの宿に来るのが楽しみな社長。お湯よし、料理よし、サービスよし、何拍子もそろってお値段1万4千円と大満足でした。土日でも比較的空いていて、「今度の週末どう?」「うん、行こうか」と思い立ったらすぐ行けるのもウレシイ所でした。

所が、あるバラエティ番組の旅コーナーで人気女優がこの宿を紹介。人気に火が付いてしまいました。

電話を入れても2ヶ月以上先でないと予約が取れないと言われ、あれほど常連客だった社長はぶ然。

あれから一年が過ぎ、そろそろいいだろうと思い、社長は予約電話を。

一月先に予約が取れたが、最後になってビックリ。なんと一泊の値段が2万円超。
その分だけ何かがグレードアップしたのだろうと、期待しながら行くと、料理も接客も前より悪くなっていました。

その後聞いた友人のウワサでは、値上げした後も暫くの間は連日満員だったが、徐々に客足が鈍り、今ではテレビに紹介される前よりもヒマになったというのです。皮肉なものです』


浮かれて、あるべき姿を見失ってしまったり、実力以上の結果を目前にすると人間はつい慢心になってしまうものです。

やはり「慢心に胡坐をかいた結果」、明日から気をつけます、いいえ今日からです。



Posted by mister_kei0918 at 08:53│Comments(0)
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。