2008年12月08日

都合の良いように解釈もしてくれますから

書くことの意味と力

ブログ1600日の記録を書いていたら、気づきました。

ブログですから字を紙面上に書いているわけでは有りませんが、幾らか書くことに近い側面があるのかもしれません。

書かないよりはマシかも。

実際、筆を持って紙に書いているわけでは有りませんし、きーボードを叩けば自動的に文字の確定が出来ますので書くことよりは遥かに楽なものです。

字を書くことは、筆順、画数、形のバランスが取れていませんといい字になりませんし、その綺麗さ、バランスの良さが書いた人の知性や品性まで格付けしてしまいます。

私などは字のハタさでは立派な一人前ですので、出来れば人前では書きたくないものです。

最近で困るのは、結婚式や告別式での受付です。

まじまじと見つめられると、余計に縮み上がって、おまけに舞い上がってまともな字など書いたためしがありません。

素晴しい字の書ける人は尊敬してしまいます。

加えて、見事な文章を書ける人、引き込むような、流れるような文章を書ける人には人間としての評価まで高めてしまいます。

その付近が話し言葉との大きな違いでしょうか。

むしろ、話すことの方が楽ですし、音は消えてしまいますし聞く人がそれぞれに租借して都合に良いように解釈もしてくれますから大いに助かるものです。

また、表情や声のトーン、その場の雰囲気などによって同じ言葉でも抑揚をつけることも可能です。

その分、助けてくれるものの存在が多いとも言えます。

ですから、作家の方々のように多くの文章を書かれる人はそれなりに研究もされるでしょうし、文字や文面だけを頼っているのですから大尊敬です。

昔の日本人は、その為に時間を作って書いていたわけですよね。

おまけに漢字、ひらかな、カタカナ、しかも正楷書、草書・・・に明朝にゴシック体・・・に。

日本人の緻密さや感性はこんな所で培われたのでしょう。


『読書は充実した人間をつくり、
会話は機転の利く人間をつくり、
執筆は緻密な人間をつくる。ベーコン(イギリスの哲学者政治家)』



Posted by mister_kei0918 at 18:56│Comments(0)
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