2007年01月26日

怪我をしてこそ

怪我をしてこそ

怪我って別に体の外傷の事だけではなく、精神的にきつい思いをしてみたり残念な思いに駆られたりするものです。

昔から「若いうちは苦労は買ってでもしなさい」とよく言われたものです。
苦労も身になる苦労と無駄な、経験しなくても良い苦労とありますよね。
その判断はある程度年齢が行かないと難しい側面もありますが、
苦労が終わってみないと或いはある程度の時間が経過してみないと分からない側面もあります。

でもその事を思うばかりに苦労や努力を要する事を否定的打算的に考えていると、
その結末は結局は自分に跳ね返ってくるように思います。

子供のかすり傷ぐらいの怪我は恐れないで努力をさせた子供、
挑戦的に苦労させた子供と、
危ない橋は渡らせない、怪我をしそうな事は極力避けて通る、
そんな子供には大きくなったときに物事に対する行動や言動、考え方に明らかに差が出ると言われます。

過保護で育つ事、或いは自発的に挑戦しようとする子供への過干渉、
或いは行き過ぎた溺愛とでも言いましょうか、
このことがどれだけ子供の成長を阻害しているかもしれません。

大人の世界で言えば「危ない橋は渡らない」。
現状にばかり拘って前進しようとしない、挑戦的な行動をしない、
結果を常にしかも何もしないうちから悲観的に想像してしまう。
大事な決断をすべきときにもつい鈍ってしまい機を逸してしまう。

サラリーマンでもそんな上司に出くわすと最悪ですよね。
「君の考えはどうだね」「君はどう思うかね」、
部下の意見を尊重しているようで実は責任転嫁のネタにされる。

小さい頃から竹やぶに入ったり、泥や汗まみれになったりした方は
物事に詳しい事もありますが対処の仕方も良く心がけていて結論も早いものです。

そして痛い思いを幾つも何回も重ねてますから人への心配りも行き届くものです。

年を取ったから、引退が近いから「もうこの年になって」と諦めないで少しも怪我ぐらいは覚悟で再挑戦したいものです。健康を害してはいけませんが。


「何を始めるにしても、ゼロからのスタートではない。
失敗や無駄だと思われたことなどを含めて、
今までの人生で学んできたことを、
決して低く評価する必要はない。  カーネルサンダース」



Posted by mister_kei0918 at 17:32│Comments(0)
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