2007年02月10日

側にいて欲しい人っていますよね

側にいて欲しい人っていますよね

昔、若い頃は天涯孤独だとか、
自分の人生を悲観的に眺める事や悲劇の主人公でもあるかのような状況に追い込む事によって、自己確認をしていたような気が致します。

一種の自虐的な行為の一つなのかもしれません。

事実、様々な境遇やハンディを背負いながらの青春でしたから、
もがき苦しむ事から脱却するための具体的な行動は取らずに、
むしろ深層心理の中にはそれを肯定しているような、
オーバーな言い方をすれば楽しんでいるような。

でも、周りには多くの人々が存在する事、殻に閉じこもった自分には見えなかった素晴らしい人間関係や社会が見えてくるに従って自分のあり方を考える様になったのです。

その一つは恋愛がそうでしょう。
一人では成り立たない恋愛を経験する事によって、
人は明らかに本能的に日常的に一緒にいたいことを望み、
側にいることを強烈に望むものです。

結婚もそうでしょう。
夫婦が終始あいまみえる事でお互いの人間性を認めつつ、
高めつつ、喜びも苦労も二つに分けて、
「空気の様な存在だね」なんて照れながら結局はその存在なしでは空虚な寂しいものにもなってしまいます。
存在そのものが疎ましく、辛く、苦しさを加速する事があることも決して否定は致しませんが。

親子だってそうでしょう。
いくら「子供は社会のものだ、預かりものなんだ」なんていっても親子の情愛は、
とりわけ母親にとっては掛け替えのない存在、
側にいて欲しいから厳しい事も言い、つらいしつけだってやるものです。

「側にいて欲しい人っていますよね」
側にいて欲しい人が多いほど、
或いは人生が豊かになるのかも、
幸せを引き寄せる力も強いかも知れません。

側にいて欲しい人が、
次の側にいて欲しい人を増やしていくようなそんな連鎖が起こってくるかも知れませんよね。



Posted by mister_kei0918 at 12:43│Comments(0)
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