2009年05月01日

政治家のレベルは国民以上にはならない

世襲の是非

戦後60年を超え、様々なところに疲弊が来てしまいました。
最近は昨年からの景気後退、金融危機の精で企業倒産が相次いでいます。

企業の終焉はまず倒産があります。

以前は経営者が夜逃げをしたり、酷い時には自殺をしたりと悲惨なものでした。
当然、住まいを追われあらゆる不動産や金目のものは吸い取られ、離婚、一家離散は普通の出来事でした。

私の知人も二人、或いはそれ以上でしょうか、自殺の憂き目にあった人がおりました。

最近は自主的、穏やかな休廃業、
多いのは跡継ぎがいないために止むを得ずの廃業が目立ちます。

経営者はどうしても子供や親族への事業の承継を期待してしまいます。
遺産や株式、また銀行との関係、顧客や関連業者との絡みもそうさせる要因の一つです。

また、このように厳しい時代になると社員の中から手を上げることも少なくなってしまいます。

私企業の場合はその盛衰が世襲によって左右されてもそう問題はありませんし、経営の場合はむしろ良好に働くことが多々あるものです。

世襲で問題になるのは政治家。

国のトップの世襲がまだ残っている国がありますが、これなどはまさしく言語道断。

今まさに選挙の争点になる勢いで検討が始まりました。

職業の選択の自由のこともありますので法的な制約を作ることは不可能でしょうが、各政党ごとに内規みたいなものを作る方向に行くのでしょう。

調べてみたら、物凄い数の政治家が世襲の状態です。
世襲の何処までどうするのか難しい判断が伴いますが、是非制限を加えて欲しいものです。

今頃になって話題になるのも可笑しいですが。
自分たちの身を切るようなことはしたくなかったのでしょうが、時代の要請でしょう。

国会議員だけではなく、地方議員にも波及して欲しいものです。
福岡市などを調べてみると仰天するような状況であるに間違いがありません。

小さい頃から政治家である親を見て育つ子が後を引き継いで議員になるケース。
甥っ子、養子、娘婿・・・その形は様々です。

政治の世界は大よそ地盤、看板、カバン、地縁、血縁、学閥の世界。

国民生活の根幹を左右する立場の人間ですから、能力と情熱を持ってあたる有能な人に政治に当たって欲しいものです。

中には「この人が政治家でいいのか」と疑いたくなる人のいるものです。
また、先代以上に優秀だと言われる人も。

政治家のレベルは国民以上にはならないと昔から言われます。

われわれがその意識を持って、選挙に及ばないといけませんし日頃から政治家の態度をつぶさに見つめることも大切なようです。

口八丁手八丁でも困ります。
心が伴わないとね。



Posted by mister_kei0918 at 19:23│Comments(0)
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