mister_kei0918

「マウスやキーボードに心を吹き込んで」

久しぶりに思い出しました。

７、８年前に私の会社のパンフレットを作成したときに、トップページの言葉の中に入れた言葉でした。

私もコンピューターの世界に飛び込んでから？十年が過ぎました。

大型コンピューターやオフコンが会社に導入されていた頃は只の合理化や生産性の向上の為に使われていたものが、以後のミニコンで小さなオフィスにも導入が始まり、パソコンの出現で加速度的に家庭や学校、ひいてはモバイル環境にまで広がってしまいました。

もう既に社会基盤として、生活の一部として欠かせないものになってしまいました。

只、情報が行き交うだけではなく、心を伝え合う手段としてその能力を遺憾なく発揮しています。

素晴らしい反面、思わぬ落とし穴や悪用も頻発しています。

我々の青春時代の通信手段は自筆の手紙、電話、顔と顔、他には何がありましたかね。
現在はこれにネットが加わってきました、しかも巨大なものが。

その事によって多くの犯罪や事件、トラブルも増えてきました。

また、良心的に関わっている我々までもが悪意の第３者や不理解な人によって傷ついてみたり、冷たいテキストのやり取りから来る行き違いや表現不足、読み違いによっても心ならずも悲しい結末やネットから遠ざかってしまうケースが目立ってきました。

これからは、キーボードやマウスに接するときに今まで以上に、相手の感情だとかを配慮しつつ関わることが要求される時代になって来るでしょう。

だから、やはり「フェイス　to　フェイス、言葉と言葉の世界」に全てではありませんが回帰をする時代になることは間違いがないようです。

確かある著名な経営コンサルタントの言によると「２１世紀は心穏やかな世紀」になると言われてましたのでその方向へ動いていって欲しいものです。

コンピュータはある意味、無機質な冷たい代物に見えますがこれに心を吹き込むのは我々人間です。

「マウスやキーボードに心を吹き込んで」、一人ひとりがこんな気持ちで接して頂きたいものです。