2007年08月05日

昨日は「国宝・鑑真和上展」へ行ってきました

昨日は「国宝・鑑真和上展」へ行ってきました

昨日の午後、
急に思い立って福岡市博物館で開催されている「国宝・鑑真和上展」へ行ってきました。

同時に公開されている世界遺産・唐招提寺の国宝26点も拝見してきました。

取り立てて宗教とか仏像とかに興味が深いわけでもありませんが何となく引き付けられるように出かけてきました。

当時の日本国内にやはり宗教的な戒律や心の拠り所が必要だったんでしょうね。

中国では名高い宗僧・鑑真和上が来日を促されたとはいえ自国を捨てて、しかも中国の掟まで破って日本に来られるには余程の説得やご本人の宗教に対する思いがあったのでしょう。

55歳からの12年間、6度目にして漸く実現するほどの多難な渡航を経験し、しかも失明までしてしまうという過酷な来日はただ事ではなかったようにも思えます。

日本最古の肖像彫刻である「国宝・鑑真和上坐像」の前に立つとき、
心静まるような、まさしく生のご本人に接しているような感覚になるのは不思議なものです。

魂が宿っているのかもしれませんし、
或いは魂は自分が入れるものかもしれませんが長き時間の流れの中で大事にされてきたもの、それは形がどう変ろうと感じるものなのかもしれません。

予備知識なしに出かけたわけですが、当時8世紀の頃の歴史を改めて勉強をしないといけませんね。

大きな時代背景の中に改めて苦難を乗り越えて日本へ来られた「国宝・鑑真和上」様のお心の一隅に触れる事ができれば昨日の見学が大成功でした。

今日はこれから九州国立博物館の「日本のやきもの」展へ家内といってきます。
主催が文化庁ですから極めて貴重なやきものが拝見できるかと期待をしています。
かといって私がやきものに造詣が深いわけでは決して無いのです。



Posted by mister_kei0918 at 12:28│Comments(0)
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