2007年10月14日

観たかった南方録と大応国師

観たかった南方録と大応国師

今日は二つの展示を拝観してきました。

一つは夏場から開催されていていつかいつかと念願していたのが今日になってやっと実現できた思いです。それが「南方録と茶のこころ」。

別に私が茶に通じているわけでもありませんが、その付近に触れることで日本人的な感性にいくらかでも触れることが出来ればとのささやかな思いでした。

南方録は豊臣秀吉時代の千利休の茶法を弟子の南坊宗啓が纏めたもので、後に福岡藩の藩士で茶道に非常に感心の深かった立花実山がその存在を知り、写本をしたもののようです。

その立花実山のお墓が博多区の東林寺にあるようで、実は此処の住職さんと親しくさせていただいてますのでいつかまた、時間を作ってお参りをしたいものと思っております。

人様の関係はありがたいものです。

博多に居ながら尋ねていないお寺の多い事に悲しくなります。

その代表的な一つが崇福寺でしょうか。

崇福寺は隋乗坊堪慧禅師によって仁治元年(1240)に大宰府に創建され、後に、中国から学んで帰ってきた大応国師が約30年間禅の道を説いておられたようです。

その太宰府の崇福寺は豊臣秀吉の九州出兵の際に消失しましたが慶長6年(1601年)に黒田長政が現在地にて再興をし黒田家の菩提寺としたようです。

歴史に触れるとなぜか心の安らぎを感じます。

深い歴史の懐には母なる大河が流れているようにも思えます。



Posted by mister_kei0918 at 18:12│Comments(0)
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。