2007年12月10日

幸せな話は余り聞かないほうがいい

幸せな話は余り聞かないほうがいい

テレビを見ていても新聞を見ても幸福な事、幸福な人、幸福への道、そんなことを良く見聞きするものです。

また逆に不幸な人、恵まれない人や社会。同情しながらも「それよりはマシである自分」を確認する縁(よすが)にしているようですがどうでしょうか。

良く貧乏のどん底の話もありますし、人間は自分を悲劇のヒロインにもしたがる動物ですから最もどん底を経験した人間にも成りたがるものです。

だから大よそ不幸は想像の範囲ですが幸福となると際限がありません。

山の頂上まで上り詰めると幸せなのか、
雲まで登るのが到達するのが幸せなのか、
或いは宇宙まで行き着くことがそうなのか。

だから、思うのです。

幸福な話は程ほどにしておいて欲しい。

本当は今が幸せの絶頂かも知れませんし、或いは他人以上に幸福な領域にいるのかも知れませんよね。

これでもかこれでもかで求める幸せはそれだけが人生の目標化して大事なものを見失ってしまいます。

今の幸せを噛み締める事から始める事が求める幸せに行き着く早道のようです。


『幸福の話をこれほどまでに聞かされていなかったら、
人間はもっと幸福だったろう。
シャルドンヌ』


『なんだ、あれが僕たちの探している青い鳥なんだ。
僕達はずいぶん遠くまで探しに行ったけど、
本当はいつもここにいたんだ。
メーテルリンク』



Posted by mister_kei0918 at 20:11│Comments(0)
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