2008年05月17日

見えないものが見えてきた

見えないものが見えてきた

最近の私は時代の流れとは逆行のようです。

若い頃は遠視で子供達に見えないものまで私の目は捉えてましたし、それが自慢だったのですが「寄る年波には勝てない」のモデルみたいになってきました。

見えすぎたが為に40歳頃から首のコリを感じ、眼科に行ったところ「明日からでも眼鏡をかけなさい」と申し渡されてしまいました。

結局はそれから老眼へまっしぐら。今では眼鏡を掛けないと見えていたもの全てが見えなくなってしまいました。
実は眼鏡の事はオーバーに言えば私の人生を変えた側面があるのですがその話はいつかに譲りたいと思います。
「メガネが人生を変えた」、メガネ屋さんもびっくりするような話なんです。

今の時代は「見える化」、「オープンマインド」、「業務のディスクロージャー」「役所の情報開示」・・・の言葉が巷を飛び交うようになって来ました。

人間同士の付き合いでも「常に心を開いて付き合いなさい」、「胸襟を開いて」等と諭されたりもしたものです。

世の中、理屈では分かっているとか、全く見聞きした事が無いとか、及び知る範疇ではない、大よそ見当もつかない、知るチャンスが無かった等々で見えないものって数知れず存在するものです。

「知っていればもっと増しな人生を送れたのに」や「早く教えてくれていればこんなに苦労もすることも無かったのに」。いつもそんな事を感じたりも致します。

振り返ってみるとどうもそれの殆どは待っていたって教えてもらえるものでもなくお金で買えるものでもなく(一部、お金で変える素晴らしい情報も無いではありませんが)。

やはり、経験や人との関係の中で会得するもののようです。

私の様に今頃になってジタバタするのではなく、若い頃からその事に早く気づくか教えていただいて積極的、勇敢に行動する事が大事なようです。

誰しも、歳を重ねると「しまった、早く気付けばよかった」「もう、この歳で手遅れ」等と呟いているものです。殆どの方がそうなのではないでしょうか。

最近、中小企業の社長にお会いする事が多いのですが、
この方々の大半はやはり「色んなものを見よう」と果敢に努力をされた方々で、特に最近の若い経営者の中には私が今頃になって気づいている事を早くから実践をして自己投資に精を出したり、先輩の経営者との接触を試みたりする方がいるように思われます。

「恋人の真の心なんて、熱冷め遣らない真っ最中にわかるわけない」等と言わないで結局は本心を明かさない、或いは下心にまみれた自分の心に原因はあるものです。

早くから見えないものを見ようと努める態度、行動。

それは又、歳を重ねたときに感じる見えないものは普通の人とは次元の違う、より深い真実を見つめようとする心眼を備えているかもしれません。



Posted by mister_kei0918 at 10:46│Comments(0)
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