2009年02月09日

引き金は既に引かれていた

実は蓋を開けてみたら、誰でも想像できたこと?

一昨年の夏のアメリカ発のサブプライムローン問題は、対岸の火事と踏んでいたのです。

まさか、太平洋を越えて日本まで影響するとは誰も思わなかったことです。

日を追う毎に、火の手は大きさを増し、火の粉どころではなくなってしまいました。

ヨーロッパの金融や経済も破綻に近い状態、
東アジアの高度成長を誇ってきた国々も減速を始め、失業者は溢れ始め、企業は破綻、株は暴落・・・

日本とて、昨年の10月から飛んでもない事態を迎えています。

大手企業が様々なリストラ策や設備投資の中断、工場閉鎖、給与の削減・・・取れる方策の限りを尽くして喘いでいると言っても過言ではないでしょう。

端を発したのはアメリカ発のサブプライムローン問題ですが、いずれ早かれ遅かれこの様な事態は世界経済の根底に潜んでいたのは間違いがありません。

汗を流して働くことを否定し、金が金を産むシステム自体が限界を向かえ、破綻を迎えるべくして迎えたということでしょうか。

不思議な金融システムが横行していたのです。

何か、可笑しいとは思っていたのです。

破綻したローンは結局払えない所得層に住宅を持たせようとするシステム。
引き金は既に引かれていたようにも思えます。

サブプライムローンを考えた人々、関わった人々、或いは斡旋した人間、購入した人々、ローン会社、銀行・・・

凡そ、破綻もあることを頭の片隅には過ぎっていたのではないでしょうか。

破綻してみたら、「あ、やっぱり」、「そうなるような気がしていた」などということが今頃囁かれているのではないでしょうか。

案外、私どもの身近にもそんな事態はかなり存在するような気がします。

そうなる事が予想されているにも関わらず、問題視しなかったり、備えを怠った為に飛んでもない事態に陥ってしまうこと。

口に出して言わないけど「若しかするとそうなるのではないか」と訝ったこと。



Posted by mister_kei0918 at 22:29│Comments(0)
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