2007年07月11日

「桜田門外の変」井伊直弼

「一期一会のこころ」、身近な人から始まるもの

昨夜は一期一会について学んできました。

福岡市博多区にあります安国山・聖福寺の133世住職、細川白峰老師のお話でした。

聖福寺は福岡の人々のとっては非常に馴染みの深いお寺で1195年ですから、1192年(いいくに作ろう)の鎌倉幕府の始まった数年後に栄西禅師が当時の源頼朝に言上書を出し作られたようです。

しかも日本で最初の禅寺としてもつとに有名です。境内にお邪魔しても癒されるような、心静かになるような、包まれるような面持ちになるのは私だけではないようです。

2014年には栄西禅師が没されたから800年を迎えられるようで盛大な法要が営まれるようです。

仏様のうち過去、現在、未来に当たる阿弥陀、釈迦、弥勒の三世仏が全てそれまでに造立されるとのことです。

私の今までの解釈では一期一会というと、今日はじめて会う方、久しぶりに会う方との縁を大切にと解釈をしていましたが老師は自分の父母、夫や妻、子供を含む家族の一期一会こそ最も大事なものと教えていただきました。

出来れば朝起きたとき、布団の上に胡坐をかき今日一日の家族をを思い、夜床に臥す前に今日一日の家族の安寧を感謝するぐらいの時間は作っていただければとのことでした。

そう言われてみるとそうですよね、
身近な家族には感謝をする事なんて殆どありませんが今の自分の存在は家族に負うところが甚大ですし、家族がいるから幸せに健康にも過ごせるものです。

今日また、家族と会えて幸せを祈り分かち合い、感謝をしあう姿が本来の一期一会なのでしょう。

そこから全ての物が始まるのかもしれません。

言われるには一期一会という言葉は「桜田門外の変」で46歳で命を落とした幕末の大老・井伊直弼が始めて使い始めたとのことで当時盛んに行われていた茶の作法や生業にも関係があるようです。



Posted by mister_kei0918 at 12:40│Comments(0)
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