2008年02月14日

悶々と一人悩んでいても、殆ど解決には結びつかないもの

見える化、見せる化の効能

最近、経営者向のセミナーや講演会へ出かけると良く言われます。
「見える化」

企業の問題点や経営の中身、経営者の考え、社員の能力や会社に対する思い、
家庭でもそうかもしれませんね。

父親がどんな考えや人生観を持って生活をしているのか、夫婦の問題でも家族に出来るだけオープンにする、子どもの夢や現在の悩み、努力の成果・・・。

特に私などはそうですが、
抱えた悩みは出来るだけ内密にして一人だけで解決を図ろうと試みたりするものです。

でも坩堝にハマった人間の心は、融通が利かず、周りが見えず、ゆとりさえも失っているものです。

解決の糸口どころか、混乱の極みを経験するものです。

『見えないプレッシャーを見えるプレッシャーにする。   イチロー』

とあのイチローは言ってます。

ただ、真剣に、有りっ丈の情熱を傾けてアメリカで戦っているだけと思っているイチローは実は守備のグラウンドで吐く程のプレッシャーと戦っていると本人が言います。

自分は何と戦っているのか、具現化することによって乗り越えるという事でしょうか。

我々の日常でもそうです。

自分の事を余り口にしない人、悩みを明かさない人、心を開かない人。

まず、何を考えているのか分かりませんからこちらも口籠ってしまいますし助け船だって出しようがありません。

具体的に相談されるとつい、力を貸してあげようとか、ない知恵でも振り絞って何とか応援をしてあげたくなるものです。

社長が悶々と一人悩んでいても、殆ど解決には結びつかないものです。

実はこんな事なんだと、胸襟を開いて社員に相談してみたら、案外思った以上の力を社員が発揮したり、実績を上げてくれたりするものです。

親子関係でもそうですよね。
「お前のこんな事で悩んでいるんだよ」とか
「お父さん、こんな事で頭を抱えているんだけど力を貸してくれない」
などと言われたら、つい両の手の腕まくりくらいするものです。

実は私の一番苦手なことなんですけどね。



Posted by mister_kei0918 at 19:11│Comments(0)
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