2008年03月22日

人を許せる人ほど好きな人の数が増える

人を許せる人ほど好きな人の数が増える

日本人の好きな言葉に「罪を憎んで人を憎まず」と言う言葉が昔からあります。

罪を犯すには家庭環境や社会、時代背景にもその一端があり、人を憎んではいけないという事だと私は解釈しています。

私自身は「罪を憎んで人を憎まず」と言う言葉は余り好きではありません。
些細な事ではそういう事もあり得ますが巷に発生する事件事故の殆どは許せない事が殆どであり、これを許しては被害者はたまらないと言う思いがあるからです。

自分の身に置き換えてみても納得できない、許せないと言う事が余りにも多すぎます。

この言葉の背景には或いは違う解釈や歴史が存在するのかもしれませんね。

「許」は何処か許す側の威圧的、傲慢さなどを感じるのですがどうでしょうか。

聞き入れる、認める、任せる、興す、盛んにする等の意味がありますがどうもそんな匂いはしますよね。

許せばいいという事でもありませんし、許さない勇気も必要なものです。

私自身はむしろ寛容という言葉の方が好きです。

「寛容」の寛の字はやぎの象形文字のようです。
ですからおっとりした優しいおとなしいそんな感じがしますし心を思わせます。

意味合いは広い、優しい、深い、豊か、緩やか、許す、のびやか、穏やか・・・そんなところのようです。

容の字は受け入れる、包み込む。口や家のように多くのものを受け入れるとの意味を持つ象形文字のようです。

人に寛大な人。何でもかんでも許す、受け入れると言う事ではありませんよ。
当然厳しさや強さが裏にあるから寛大さも生きてくるわけですから。

人に寛大な人の周りには多くの人が寄り合います。寛容の心はつまり人の心を引き付ける魔力を持つような気も致します。

時には自分には寛大で他人には厳しすぎる人も見かけます。
出来れば自分には厳しく他人には寛容でしょうか。

明らかに放任や溺愛とは違いますよね。
放任や溺愛は人を堕落させ、人間としての心の成長の妨げとなってしまいます。

人生では上手い使い分けが必要なんでしょうね。



Posted by mister_kei0918 at 16:34│Comments(0)
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